モネ展 福岡開催!一度は見ておくべき名画の楽しみ方

モネ展 福岡 ニュース

クロード・モネと言えば、「睡蓮」ですよね。
印象派の画家で...と、ここまでしか分からなくても名画を目の前にすると、言葉では表現できない感動を覚えることでしょう。

「マルモッタン・モネ美術館」のモネ・コレクションから選りすぐりの約90点が展示されています。うち約7割がモネ自身の手によるもので、ほかにはモネ自身が収集した作品やモネ愛用の品をご紹介します。

日本と縁があったことも絵の中に現れています。
もっとモネ展が、あなたにとって充実したものになるように、要点だけをまとめてみました!

写真出典:モネ展 福岡

 

 

【見所1】印象派の名前の由来となった名作

美術史を好きで勉強した人以外は、”印象派”という名前の由来なんて考えないと思います。
今回、モネ展に合わせて少し勉強したことでわかったのですが、モネの名画がきっかけで「印象派」という名前が誕生したのです。

その名画とは「印象、日の出」です。
モネが幼い頃に過ごしたフランス北西部の町、ル・アヴールの港に日が昇る様子を描いたものです。

この頃は、写実主義の絵が主流だったため、ぼんやりとした”印象”しか書いていないと記事で酷評されたのです。
この名画を見た人たちは、「印象で描いているのね」といい方に捉えたこともあり、”印象派”という名前が誕生しました。

モネ展 福岡
出典:モネ展 福岡
クロード・モネ《印象、日の出》1872年 油彩、カンヴァス
Musee Marmottan Monet, Paris c Christian Baraja 2016.2.4~2.21の期間限定出品

「印象、日の出」に関しては、マルモッタン・モネ美術館側が、部屋にひとつだけ展示するように要請してありますので、そこも楽しんでください。

 

印象派の誕生の背景にあった”2つの発明”

 
① 写真
印象派が主流になる前までは”写実主義”だったのですが、写真が発明されて写実する必要がなくなっていきました。
絵画は、画家の感性を表現する時代になっていき、印象派へと移っていくのです。

 
② チューブ式絵の具
鉱石などの原料を砕き、必要なだけ練って手作業で製作していた絵の具。
限られた場所でないと絵の具が作れなかったため、絵を書ける場所が限られていました。

しかし、金属製のチューブに入った絵の具が開発され、外で書く事ができるようになりました。
いつでもどこでも、誰でも絵を書ける環境が整っていったのです。

 
印象派とは、”最新の発明”を背景に生まれた時代の最先端の表現だったのです。

 

 

【見所2】モネの人柄が現れる作品

モネはどんな人だったのか?
移ろう自然を描くことに情熱を注いだモネは、肖像画をわずかしか残していません。

中でも、今回展示されている子供達の肖像画は、モネの生前には発表されていないのです。
これは自分の子供たちの肖像画を、成長の記録として描いていたのです。
家族を大切にし、子煩悩だった一面を覗かせる絵画も今回は展示されています。

 

 

【見所3】ルノワール作の絵画

学生時代から亡くなるまで60年間、親友同士だったピエール=オーギュスト・ルノワール
今回は、ルノワールがモネを描いた肖像画「新聞を読む クロード・モネ」も展示されています。

モネは、この絵を自宅の壁に飾って大切にしていたそうです。

親友ルノワールだからこそ、プライベートを共に過ごしているからこそ知っている、モネの一瞬の性格を切り取っているという感じの絵です。

モネ展 福岡
出典:モネ展 福岡
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《新聞を読むクロード・モネ》
1873年 油彩、カンヴァス 61.7×50cm

 

 

【見所4】睡蓮

モネは生涯に渡って睡蓮をたくさん描いています。その数、なんと!200点以上です。
一生で描いた絵画の1割分、睡蓮を描いているというから驚きです。

1903年の作品は、水面の睡蓮しか描かれてないのですが、水面に映り込む木を描くことによって空間の広さを感じさせています。空の高さまで想像できる名画です。
睡蓮の花のピンク色が手前に来ることで平面なんだけど、遠近ができて見えるから不思議なのです。

また水面に映り込む木は、日本に縁のある”しだれ柳”が描かれています

モネ展 福岡
出典:モネ展 福岡
クロード・モネ 《睡蓮》
1903年 油彩、カンヴァス 73×92cm
Musee Marmottan Monet, Paris c Bridgeman-Giraudon

 

 

【見所5】想像で描かれた”青い睡蓮の花”

1916~1919年に描かれた「シヴェルニーの青い睡蓮」。
青い睡蓮だけはモネが想像で描いたものだと言われています。

モネは青い睡蓮を自分の庭に咲かせたいと苗を取り寄せたのですが、青い睡蓮は熱帯性なのでフランス北部では気温が低く、花を咲かせることができなかったのです。
だから想像で描いたのではないかと言われています。

 

 

【見所6】モネ晩年の作品・作風の変化

今までの明るくやさしいタッチとは違って、粗いタッチを描いた晩年のモネ。
「バラの小道、シヴェルニー」を見ると、作風の変化に驚きます。

この作風の変化にはある理由があって、モネが患った白内障にあったのです。
青が強く見えてしまうため、黄色のレンズが入ったメガネを作ってかけて、描き続けたそうです。
1912年、80歳の頃には、ほとんど視力がなくなっていたそうです。

また晩年のモネは、孤独の中にありました。妻や長男、親しい友人の死。
悲しみや不安をキャンパスにぶつけます。

モネは印象派の画風に留まることなく、20世紀半ば以降の抽象画につながる表現を切り開いていったのです。

モネ展 福岡
出典:モネ展 福岡
クロード・モネ《日本の橋》1918-24年 油彩、カンヴァス 89×100cm
Musee Marmottan Monet, Paris c Bridgeman-Giraudon

 

 

チケット情報

■ 一般・・・前売り券 1,300円 / 当日券 1,500円

■ 高大生・・・前売り券 800円 / 当日券 1,000円

■ 小中生・・・前売り券 300円 / 当日券 500円

(※12/22(火)~12/27(日)は小中学生無料)

 
【発売所】
チケットぴあ、ローソンチケット、アクロス福岡チケットセンター、
セブンチケット (【店頭】セブンコード041-048、【WEB】http://7ticket.jp/s/041048)
ほか主要プレイガイド

 
【開催情報】
マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展「印象、日の出」から「睡蓮」まで
2015年12月22日(火)~2016年2月21日(日)まで開催されるのですが、
実は前期・後期と展示方法が異なりますので、時期を間違えず2回足を運ぶと
よりモネ展を満喫できます。

 
【会期】
2015年12月22日(火)~2016年2月21日(日)
<<ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅>> 前期:2015年12月22日(火)~2016年2月3日(水)展示
<<印象、日の出>> 後期:2016年2月4日(火)~2016年2月21日(日)

 
【休館】
12月28日(月)~1月1日(金),4日(月),12日(火),18日(月),25日(月),2月1日(月)

 
【時間】
9:30~17:30(入館は17:00まで)

 
【会場】
・福岡市美術館
・住所: 福岡市中央区大濠公園1-6
・TEL092-714-6051
・モネ展WEBサイトhttp://monet-fukuoka.jp/

 
>> 大濠公園の近くで美味しい珈琲が飲める「ワンノート」

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
印象派の代表でもある、クロード・モネの名画が見れる大チャンスです。

ルノワールと親友だったこと、家庭を大切にする人だったこと、印象派と抽象画の始まりはモネだったということ。
晩年は、視力を失いながらも描き続けていたこと...

背景を知ったからこそより楽しめるし、100年前に描かれた名画を目の前で見れるなんてこんなチャンスはありません。
長い期間、福岡市美術館にて展示されていますので、芸術の中に身を置いてみませんか?

☆注意点です☆
「モネ展 福岡展」は、会期中に一度展示替えを行います。
展示が前期、後期と分かれるため、「印象、日の出」は後期展示となります。

展示期間を確かめてから来館されてください。