九州北部や山口県は特に、微小粒子状物質PM2.5の濃度が上昇します。
また花粉飛散の季節になると、花粉とPM2.5が混ざってかなり辛いものになります。
どんな対策をすべきなのか?
微粒子状物質(PM2.5)とはどんなものなのか?
注意喚起のための暫定的な指針はどのくらいか?
PM2.5について詳しく説明を入れつつどのような対策をすべきか、また花粉症と重なった場合はどうすべきなのか情報を公開します!
PM2.5の注意喚起を出す基準濃度を超えた福岡市内
PM2.5の注意喚起を出す基準濃度を上回り、85マイクログラムを超えた福岡市内は、
この写真のようにどんよりとして遠くが見渡せないほどになる。
この現状を見た限りでも、かなり問題ありだと思うのですが、風向きによって流れてくるPM2.5はどうしようもない。
元を絶たなければ、いつまでもこの空気汚染は終わることがない。
微粒子状物質(PM2.5)とはどんなものなのか?
福岡上空を埋め尽くすこの微粒子状物質(PM2.5)とはどんなものなのか?
わかりやすく箇条書きにしてみた!
・大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のこと
・PM2.5は非常に小さい!髪の毛の太さの1/30程度
・肺の奥深くまで入りやすい
・呼吸器系に影響を及ぼす
・循環器系への影響も心配されている
日本でも経済発展により大気汚染が問題になっていましたが、
大気汚染防止法に基づく向上・事業場等のばい煙発生施設の規制や
自動車排出ガス規制などによって、SPMとPM2.5の年間の平均的な濃度は減少傾向。
(※中国方面から風に乗ってくるPM2.5以外の日本国でのことを言っています。)
PM2.5に対する注意喚起の数字
福岡市では市内9か所の測定局で微小粒子状物質(PM2.5)を測定しており,
福岡市を除く福岡地域内では,糸島市,宗像市,太宰府市及び篠栗町の計4か所でPM2.5の測定をしています。
※環境基準は,「1日平均値が35μg/m3以下」と定められています。
【福岡県の注意喚起】
・全ての人⇒ 1日平均値70μg/m3超(国の暫定指針の超過)が予測されるとき
・呼吸器系疾患や心疾患,アレルギー疾患がある方
⇒ 1日平均値35μg/m3超(環境基準の超過)が予測されるとき
PM2.5への対応策
【呼吸器系疾患や心疾患,アレルギー疾患がある方】
(1日平均値35μg/m3超が予測されるとき)
・外出するときは、マスク等を着用する。
・外出から帰ったら、目を洗い、うがいをする。
・空気の入替は控える。
・車の運転時は窓を閉めるようにする。
【全ての人】
(1日平均値70μg/m3超が予測されるとき)
・不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす。
・換気や窓の開閉を最小限にし、屋内への外気の侵入をできるだけ少なくする。
・高感受性者においては体調に応じてより慎重に行動することが望まれる。
(※高感受性者:呼吸器系や循環器系疾患のある方、小児、高齢者等)
まとめ
今はスマホでもPM2.5の状況をチェックできますし、
朝の番組での天気予報で必ずPM2.5の情報を出してきます。
「少なめ」「午後から多くなる」など、注意喚起も徹底してありますので、チェックして対策してください。
花粉とPM2.5などの大気汚染物質が一緒になることで、健康への影響がさらに深刻かする可能性があるとして研究が進められています。
普通のマスクではなく微粒子から鼻と口を守る専門的なマスクを選び、使うことで悪化を防ぐことができます。
また目もカバーしたほうがいいので、花粉が入らないような密着型のメガネが販売してありますので外出のアイテムとして用意しておくといいでしょう。
PM2.5の注意喚起が出たときは、特に子供さんの外出や外での遊びは避けてあげてください。